ゆるおたソロ満喫中の、の架手いくです。
無料で入れる保険とは、契約している銀行・カード会社から年1~2回くらい届く
「銀行・カード会社が保険料を負担するので、この保険に入りませんか?」
という、「え?ただで保険に入れるの」というダイレクトメールのことです。
銀行の各種手数料が上がったり、カード会社の各種ポイント付与率が厳しくなったりするこのご時世、懐に優しい話に見えますが、そんな甘い話じゃありません。
結論から言えば、下記3点において「いらない」と判断できます。
・お金の代わりに、個人情報が持ってかれる
・その補償内容、間に合っています
・有料オプションへのお誘いがある
◇お金の代わりに、個人情報が持ってかれる
保険料金は、ほんとーに一切かかりません。そこはさすがに、詐欺とかはないです。
ただし!
保険に入るためには、「氏名、住所、生年月日、職業その他」という、今の時代では現金以上に価値のある「個人情報」を差し出さなければなりません。
銀行やカード会社が知っている?いえいえ、第三者である保険会社に顧客の情報勝手に公開しようものなら、個人情報保護法違反ですから。
このダイレクトメールも、保険会社ではなく「保険会社に頼まれた、銀行・カード会社が出している」のです。
保険会社も全国CM打てるクラスの名のある企業ですから、詐欺集団だのオレオレ詐欺だのとは無縁ですよ?
とはいえ、相当に名のある企業で「個人情報が〇万件流出~」なんてニュースが流れてくるこのご時世。
大事な個人情報を悪用されないために、個人で出来る一番の対策と言えば
「個人情報を、むやみに公開しないこと」
これにつきます。
銀行やカード会社は、個人情報と引き換えにしても、生活していく上で必須かつ重要度が高い必要な契約ではあるでしょう。
でも、ダイレクトメールで紹介されただけの保険会社って、生活していく上で必須かつ重要度が高いですかね?
◇その補償内容、間に合っています
補償内容は無料であるだけに「これは!」と思えるほど特殊なものはほぼないです。言ってしまえば、健康保険、医療保険、車両保険や火災&家財保険、生命保険とかでカバーできています。
わざわざ契約する必要もなく、「間に合っています」ってことです。
◇有料オプションへのお誘いがある
無料の補償範囲は上記のとおり「間に合っています」が、
「〇円追加でお支払いいただければ、こっちの補償もおつけします」
って、無料じゃないし!
この追加の〇円は、こっちの負担。
保険会社から見れば「無料プランに、ひっそり有料オプションの案内をまぎれこませた」
ってことです。
この追加支払必要な補償にしろ、無料分の範囲より広いというだけで、それほどお得でもないです。
上に書いたとおり、すでに契約済の保険でカバーできているものが多いし、ちょっとネットで調べれば同一内容でもっとお得な保険もあるでしょう。
◇いらない
個人情報を公開して、すでにカバー済の保険契約して、追加支払いする。
それに見合うだけのものが、私にはありませんでした。
もしお手元に届いたら、「タダ」に誘惑されずに、まずは内容を確認。
極端なことを言いますが、このメールが届いた=私ってば、特別顧客!ではありませんので。